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2001 年度 実績報告書

事態把握のタイポロジーについての認知言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610485
研究機関東京大学

研究代表者

坪井 栄治郎  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40180046)

研究分担者 西村 義樹  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (20218209)
大堀 俊夫  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (20176994)
キーワード認知言語学 / 対照言語学 / 事象構造 / 移動動詞 / 他動性
研究概要

本研究では、日本語、英語を中心とした諸言語について、事態把握の言語化に焦点を当てて分析した。特に重点的に分析の対象としたのは次の各点である。
1)ヴォイスについて、対照言語学的な知見をふまえつつ、各標識と事象構造の関係を明らかにした。とりわけ受影性の言語形式への反映を分析した。
2)移動事象の言語化について、データ収集を進めるとともに、これまで集めたデータの入力、整理、解析を進めた。対象言語は日本語、英語、タイ語、中国語、韓国語、ドイツ語。
3)文構成におけるメトニミー効果について、日本語を中心として主語の表出、および文解釈に関わる推論様式を分析した。
4)個体や事象の連結に関わる要素(特に論理的結合子としてのANDとOR)が、自然言語においてどのような形で実現されるかについて、類型論的検討を行った。
以上の研究成果は、共著、学術誌論文、学会シンポジウム等の場で発表され、また近日中に公開予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 西村義樹: "認知言語学1:事象構造(編著)"東京大学出版会(予定). (2002)

  • [文献書誌] 西村義樹: "換喩と文法現象(認知言語学1:事象構造 収録)"東京大学出版会(予定). (2002)

  • [文献書誌] 大堀俊夫(壽夫): "認知言語学2:カテゴリー化(編著)"東京大学出版会(予定). (2002)

  • [文献書誌] Ohori, Toshio: "Coordinaiton in mentalese(Coordinate Constructions 収録)"John Benjamins(予定). (2002)

  • [文献書誌] Ohori, Toshio: "Some implications of event framing typology(Ost-West Koolquim zu Sprachwissenschaft収録)"Gunter Narr(予定). (2002)

  • [文献書誌] 坪井栄治郎: "受影性と受け身(認知言語学1:事象構造 収録)"東京大学出版会(予定). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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