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2000 年度 実績報告書

中英語頭韻詩Piers Plowmanの言語・文体に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610497
研究機関九州大学

研究代表者

田島 松二  九州大学, 言語文化研究院, 教授 (10001819)

キーワード中英語 / 頭韻詩 / シンタックス / 文体 / 中世英文学 / 英語史
研究概要

本研究は、イギリス中世文学における最高の宗教詩で、1377年頃の執筆とされる頭韻の長詩Piers Plowman,B-text(約7300行)を取り上げ、その音韻、形態、語彙、シンタックス、文体の諸相を詳細に分析・記述し、難解なことで知られる、その言語の全貌を明らかにすることを目指すものである。併せて、他の2種のテキスト、A-text(約2500行)及びB-text(約7300行)の言語との比較研究も行い、3種のテキストが同一作者のものかどうかという20世紀初頭以来行われてきた論争の当否を言語・文体の観点から再検討しようとするものである。2年目にあたる本年度は主として次のことを行った。
1.中世英文学、とりわけ頭韻詩の言語・文体に関する重要な研究で、未入手の文献の調査収集を行い、かつ関係文献の大半を読了した。
2.Piers Plowman(B-text)の言語・文体の分析のためのテキストの精読ならびに準動詞と称される不定詞、分詞、動名詞の全用例を収集し、データベース化した。
3.中英語研究ならびに頭韻詩研究に関する意見交換を京都、広島、熊本在住の国内研究者と行った。
本研究は最終的な完成までに更に数年を要する予定であるが、最終年の来年度はその一部を150頁前後の英文モノグラフとしまとめる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] TAJIMA,Matsuji: "Piers Plowman B V 379 : A Syntactic Note"Notes and Queries (Oxford). Vol.245. 18-20 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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