研究課題/領域番号 |
11610521
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
合田 正人 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (60170445)
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研究分担者 |
谷口 博史 東京都立大学, 人文学部, 助手 (60236700)
菅野 賢治 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (70262061)
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キーワード | ユダヤ / 反ユダヤ主義 / フランス文学 / フランス思想 |
研究概要 |
フランス大革命以降、反ユダヤ主義のイデオロギー潮流、シオニズム、さらにはホロコーストの時代を経て現代イスラエル国家に対する態度決定にいたるまで、フランス・ユダヤに関わる諸現実との関わりのなかで論じられるべき重要な作家、思想家(ルナン、ベルナール=ラザール、ペギー、シモーヌ・ヴェイユ、セリーヌ、ジャンケレヴィッチ、レヴィナス、ブランショ、ジョルジュ・ペレック)をフランス・ユダヤ全体の文脈のなかに置き直す作業を通じて、フランス近現代の文学、思想が、「ユダヤ性」(judeite)との深い関わりのなかで形成され、今なお形成されつつあることを示すことが本研究の目的である。 本年度、二年目の中心的作業は文献目録の作成とマイクロ資料の収集であった。 1)フランス国立図書館所蔵文献カタログ(CDロム版ならびにインターネット上で公開されているデータベース)を用いて、15世紀から20世紀(1969年)にいたるフランス語ユダヤ関係文献目録の大枠が完成した 2)すでに絶版となっており、古書としても入手不可能なものについて、フランス国立図書館にマイクロフィルム、マイクロフィッシュを取り寄せ、一部はすでに利用可能となっている 以上の作業をつうじて、従来の文学史、思想史のなかで注目されることの少なかったユダヤ系作家、思想家たちに関する基本的コーパスが徐々に整い、それが個々の作家、思想家の研究に生かされつつある。来年度(最終年度)に予定している研究成果報告書のアウトラインも整った。
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