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2000 年度 実績報告書

エスキモー語記述文法の完成

研究課題

研究課題/領域番号 11610556
研究機関大阪学院大学

研究代表者

宮岡 伯人  大阪学院大学, 情報学部, 教授 (60002979)

キーワードエスキモー語文法 / ユピック・エスキモー語 / 形態法 / 複統合語 / 南西アラスカ / 統語法 / 音韻法 / 包括的記述
研究概要

アラスカ南西部で話されるユピック・エスキモー語について、宮岡が過去30数年にわたる現地調査で収集してきた音声資料とフィールド・ノートを整理・分析することによって、同言語の可能なかぎり包括的で正確な文法記述を集大成することが本研究の目的である。
前年度までの進捗をうけて、本年度は、とりわけ夏期2ヶ月の現地調査(基盤研究(A)(2)による外国出張)の期間中、細部の情報の確認と新しい情報の収集をすすめるとともに、記述文法の600ページにおよぶ英文草稿(第一稿)を纏めた。内容は、複統合的な言語として、おのずから形態法が記述の中心をなし、これが総ページの約8割をしめている。形態法の前後に、音韻法と統語法の諸章を配するが、他の言語にくらべて、統語法のもつ重要度は相対的にひくい。草稿のなかから、とくにこれら諸側面の構造の基本とその記述にたいする予備的情報を纏めたのが、研究発表(雑誌論文)の「Preliminaries」である。
研究の最終年度は、本年度とおなじく、夏期2ヶ月の現地調査期間に母語話者の協力をえて、上記草稿におけるエスキモー語例をチェックし、構成の必要な手直しと、分析記述の精緻化をはかって、出版可能な草稿(約650ページ)を完成する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Miyaoka,Osahito: "Preliminaries to a Grammar of Central Alaskan Yupik"Languages of the North Pacific Rim (Faculty of Informatics, Osaka Gakuin University). 6(3月中旬刊行). 85-140 (2001)

  • [文献書誌] Miyaoka,Osahito: "Endangered Languages : The Crumbling of the Ecosystem of Language and Culture"Lectures on Endangered Languages : 2 (Faculty of Informatics, Osaka Gakuin Univ.). (3月中旬刊行). 3-18 (2001)

  • [文献書誌] Miyaoka,Osahito: "Morphologie verbale en yupik alaskien central (en Les langues eskaleoutes, Siberie, Alaska, Canada, Groenland, sous la direction de Nicole Tersis et Michele Therrien, 225-248)"Centre national de la recherche scientifique. 359 (2000)

  • [文献書誌] Miyaoka,Osahito: "Languages of the North Pacific Rim, Vol.6"Faculty of Informatics, Osaka Gakuin University (3月中旬刊行). 170 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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