研究課題/領域番号 |
11610573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
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研究機関 | 東京大学 (2000-2001) 東京工業大学 (1999) |
研究代表者 |
菅原 克也 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30171135)
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研究分担者 |
牧野 陽子 成城大学, 経済学部, 教授 (70165687)
平川 祐弘 福岡女学院大学, 人文学部, 教授 (80012368)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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キーワード | 西洋 / 日本 / 日本回帰 / Japan |
研究概要 |
平成11年度に於いては、平成11年9月18日・19日に、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で開催された国際シンポジウム「郷愁の旅:日本と西洋の間の文学的巡礼」で菅原、平川、牧野、成が研究発表を行い、その成果を『異国への憧慣と祖国への回帰』(平川祐弘編・明治書院)として公刊した。 平成12年度では、まず日本人作家の南島幻想をテーマに、調査・研究を行った。また、平成13年2月3日にフランス海外県マルティニック島で開催された国際シンポジウム「エグゾート(遍歴者)の軌跡」で菅原、平川が研究発表を行った。 平成13年度では、平成13年9月13日に、ヨーテボリ大学(スウェーデン)で、開催された日本研究集会で菅原、平川が研究発表を行った。また、菅原、平川らが共著者となったReturn to Japan : From 'Pigrimage to the West(Aarhus University Press)を刊行した。 3年間の研究で明らかになったことは、日本人が過去に経験した「巡礼と回帰」という問題が、広く世界的なコンテクストを持ちうる問題であり、UniversalityとLocality、UniversalismとCreoliteと行った問題設定と共通項を持ちうるということであった。これは今後の研究の展開に重要な示唆を与えた。
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