研究課題/領域番号 |
11620054
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
鈴木 龍也 龍谷大学, 法学部, 助教授 (30196844)
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研究分担者 |
牛尾 洋也 龍谷大学, 法学部, 助教授 (10247819)
中田 邦博 龍谷大学, 法学部, 助教授 (00222414)
川角 由和 龍谷大学, 法学部, 教授 (80204725)
藤原 弘道 龍谷大学, 法学部, 教授 (20298730)
森山 浩江 龍谷大学, 法学部, 助教授 (60278504)
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キーワード | ヨーロッパ私法 / EU / 契約法 / 法統一 / ヨーロッパ契約法 |
研究概要 |
平成11年度は、本研究計画の初年度であり、基礎的研究に重点を置いた。 まず、第1に、私法領域に関係するEU(欧州連合)指令およびEU各国の国内法化されたものを収集し、その傾向を分析した。 第2に、ヨーロッパ契約法原則を取り上げ、その基本的方向を国際統一売買法、ユニドロワ商事契約原則、ケッツ・ヨーロッパ契約法教科書などと関係させて分析した。 第3に、EU各国民法典を収集し、契約法部分の邦訳作業の一部を行った(すでに正確な邦訳があるものについては除く)。とくに、邦訳されるべきものとして、オランダ、イタリア、スペイン、デンマーク、スウェーデンの契約法の条文を収集した。以上のことは本研究の長期的作業課題として、3年間にわたって継続的に行う予定である。 とくに初年度は、定期的に研究会を開催し、契約の定義、契約交渉契約締結、契約内容の特定性、真意性の徴表といったテーマから個別テーマをとりあげ、EU各国の法システム(法規定、学説、判例)が現代的な法現象にどのように対応しているのかを考察した。その際、イギリス、ドイツ、フランスに関しては判例法の対応についても分析を加えた。研究会のデータ資料は、すべて電子化された情報として保存した(一部の研究分担者は各自のホームページでレジュメ等を公表している)。なお、研究会の議事録についても作成した。
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