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1999 年度 実績報告書

経済学におけるオーストリア学派の貢献に関する研究-学派の生成から現代までの発展-

研究課題

研究課題/領域番号 11630018
研究機関国学院大学

研究代表者

尾近 裕幸  国学院大学, 経済学部, 助教授 (40252837)

研究分担者 塘 茂樹  京都産業大学, 経済学部, 助教授 (40192661)
池田 幸弘  慶應義塾大学, 経済学部, 助教授 (80211720)
橋本 努  北海道大学, 経済学部, 助教授 (40281779)
江頭 進  小樽商科大学, 商学部, 助教授 (80292077)
中山 智香子  熊本大学, 文学部, 専任講師 (10274680)
キーワードオーストリア学派経済学 / カール・メンガー / ヴェーム・バヴェルク / ミーゼス / ハイエク / 市場プロセス
研究概要

今年度の研究は、研究実施計画に完全に沿うように行われた.その実績は次の2点にまとめられる.
第1に、研究代表者である尾近および研究協力者の一人である橋本の指導の下に、オーストリア学派経済学の生成から現在にいたるまでの発展の経緯が研究された.具体的には、メンガー、ヴェーム・バヴェルク、ミーゼス、ハイエクの経歴と研究業績に関する極めて詳細な研究がなされた.また、現代オーストリア学派経済学の特徴を明確にする為に、「方法論」「知識論」「景気循環論」「経済計算論」「企業家論」「ゲーム理論」「フリーバンキング論」「市場プロセス論」についての研究がサーベイされ、その意義に関する考察が行われた.これらの体系的研究は、我が国でも初めてであるといってよく、大きな成果を挙げることができた.
研究協力者によるこれらの研究成果は、合計6回の研究会において報告され、討論された.その際に、研究協力者以外の研究者を招聘し、より専門的な知識の提供を受けた.このことは研究の水準を相当程度高めることになるとともに、研究そのものの活性化につながった.
第2に、上記の研究成果が、それぞれ400字詰め原稿用紙50枚程度の論文としてまとめられた.これらの原稿は研究代表者である尾近ばかりでなく、すべての研究協力者によってその内容が批判的に検討され、それに基づいて書きなおされた.
これらの論文は一つにまとめられ、研究計画通りに来年度中に、『オーストリア学派の経済学』(仮称)として出版されることになっている.

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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