本年度の研究実施計画 本年度は最終年度であるので、下記の課題を研究し、統一的な視点から研究の総括を行った。 (1)数理的なツールの開発:ダイナミカル・システム、ハミトニアン・ダイナミックスに関して種々の研究を行い、新たなツールの開発を行った。さらにその研究結果を統一的な視点からまとめた。 (これについては大住が行った) (2)再生可能資源を持つ内生的経済成長システムの研究:内生的成長と再生可能資源の動態的分析の統合に関しては、かなり研究が進展した(これは大住と片桐が共同して行った) (3)環境問題と経済成長に関する実証研究:既になされた研究を統合的にまとめ、さらに充実したものにするために追加的計量分析を行った(これについては大坂が行った) (4)以上の結果を、積極的に外国の大学(南京大学(中国)、チュラロンコーン大学(タイ)ビーレフェルト大学(ドイツ))を訪問し、著名な研究者からコメントを受け、さらに国際研究集会(南京大学(中国))および日本経済学会2002年度春期大会(小樽商科大学)等で論文の報告を行い、有意義なコメントを受けた。 (5)上記の種々のコメントおよびサジェッションを考慮して、研究報告書を完成させた。
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