研究概要 |
研究課題に従い,1999年8月26日-27日にシンガポールの東南アジア研究所(ISEAS)で,「経済危機後アジアの社会発展」と題した国際ワークショップを開催し,西川が「社会発展関連の日本ODA」,村井が「インドネシアの社会発展」と題した報告を,それぞれ提出した。村井はシンガポール会議の前後,2週間にわたり,インドネシアの実地調査を行なった。このワークショップはISEASとの共催で,他に日本から2名,ASEAN諸国から7名が,各国の社会発展状況について報告を行った。このシンガポール会議の成果を踏まえ,更に研究の深化に努め,その成果を2000年3月14日〜15日,早稲田大学国際会議場で「経済危機後アジアの社会発展」と題し,再び国際会議を開催した。(プログラム別添)この会議には日本から4名,ASEANから9名の報告が行われ,その他韓国からも報告があった。経済危機後アジアでの,国家主導型発展体制の変化,民主化の動向,市民社会の動き,社会発展の様態等につき比較研究を行なった。この間高柳は10日間のフィリピン調査を行なった。
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