研究課題/領域番号 |
11630101
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研究機関 | 愛知大学 |
研究代表者 |
國崎 稔 愛知大学, 経済学部, 講師 (70254464)
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研究分担者 |
垣田 直樹 富山大学, 経済学部, 助教授 (10224346)
中村 和之 富山大学, 経済学部, 助教授 (60262490)
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キーワード | 租税調和化 / 寡占市場 / ナッシュ均衡 / パレート改善 / 物品税 / 関税 / 輸出補助金 |
研究概要 |
本年度における研究課題に関する成果は以下の通りである。 (1)研究成果 本年度は、2つの不完全競争モデルのもとでの、関税・物品税の調和化に関する厚生分析を行った。第一のモデルで、2国2財の寡占市場のもとで関税の調和化を検討し、両国の厚生を改善する調和化ルールの存在とその条件を示した。 第2として、ブランダー・スペンサー型3国モデルに公共財供給を考慮するように拡張し、物品税と輸出補助金についての2国協調と3国協調のケースに分けて、当該国の厚生効果を検討した。そして、それぞれのケースでのパレート改善の条件を導出した。 (2)研究発表 上記の2成果は、それぞれ富山大学経済学部ワーキングペーパーとして発表し、さらに、International Institute of Public Finance年次総会(1999年8月モスクワ)、28^<th> Congress of Economist's(1999年9月メルボルン、ラ・トローブ大学)において報告された。、また、国際経済学会の全国大会及び中部支部理論分科会において、関連成果の報告を行った。
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