研究分担者 |
大槻 繁雄 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (50070644)
田中 伸英 学習院大学, 経済学部, 教授 (10118763)
飯原 慶雄 東洋大学, 経営学部, 教授 (00065426)
岩瀬 雅治 文京女子大学, 経営学部, 助教授 (70213288)
土居 弘元 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (30085071)
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研究概要 |
現在の経営数学は、計算手段が限られていた時代の商業数学の流れに加えて、科学的な経営管理法を追求するマネジメントサイエンス、及びその基礎となる応用数学という広い領域をカバーしており、日本的経営管理の科学化に大いに資すると期待されているものである。しかし、近年の大学の大衆化、経営学関係学部・学科の学生の「数学嫌い」などにより、どのような講義内容をどのような形で学生に教育すべきかについて、各大学の担当者は大きな悩みを持つようになってきた。経営数学に関係する研究者の集まりである日本経営数学会でも、このことについてこれまでも大きな関心をよせてきたが、このたび、とくにこの問題に強い関心をもつ学会員で科研費を要求し、共同研究を行うことにした。 科研費を受けたこの共同研究では,研究参加者を,(1)経営数学関連科目のカリキュラム、シラバスについて調査を行い、その実態を把握するシラバスチーム,(2)経営数学関連科目における効果的な教材の利用、その教材の流通・開発について調査する教材チーム,(3)上記調査結果を分析し、経営数学の体系化、とくに学部教育の体系化をはかる体系化チームの3チームに分けて,チーム毎に調査研究を行うとともに,3チーム合同のミーティングも3回行った.各チームの研究成果の概要を示すと次の通りである:(1)シラバスチームでは経営数学関連科目のシラバス(講義内容)を調査分析するとともに,経営数学関連科目担当者にアンケート調査を行った.(2)教材チームではインターネット上に公開されている数学の教材を調査するとともに,公開すべき経営数学の教材について検討した.(3)体系化チームでは経営数学の教科書およびシラバスを調査し,その結果に基づいて経営数学体系化の試案を作成した.
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