まずは、日米企業の技術提携に関する日本語、英語の文献を収集した。主に英語の本数冊、学術論文を多数入手した。1999年の夏に渡米し、シリコンバレー等の米国全業十数社にインタビュー、または、テレホン・インタビューした。米国人マネジャーは、日本企業は数多くの提携を結ぶが、余り進行がないケースが多い、と指摘した。どのような障害があるか、提携のタイプによって障害が違ってくるか、をいうことを聞いてきた。また、成功例、失敗例を詳しく学んできた.また、日本では、東京で日本企業約十社にインタビュー、または、テレホン・インタビューしている。 日経新聞(4紙)の記事を検索し、1986年より1995年までに米国企業と技術提携、合弁、ライセンス契約を結んだ日本企業を探しだした。しかし、その数は多く、2千社以上になったので、現在どのように絞り込むかを検討中である。ハイテク産業(例えば、電気産業、化学産業)、または、数が多いので一つの産業にするかの選択である.新聞以外にもインターネットで技術提携の企業を探している。 新聞検索等で確認された日米企業間の組織的提携のプロジェクトの記事等によって得られたに情報を色々なカテゴリーに分けて、コンピュータに入力している。技術提携と技術革新に関するコンセプト(概念モデル)と仮説を構築中である。数多くのプロジェクトの情報を主に新聞等の記事から得るつもりでいるが、足らない情報は他の情報源((例えば、雑誌記事、年次報告書、有価証券報告書等)を使う予定である。また、直接企業から、質問紙、電話等で情報を得るつもりである.概念モデルが殆ど完成したので、情報の収集、分析を始める予定である.
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