研究課題/領域番号 |
11630134
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研究機関 | 駒澤大学 |
研究代表者 |
各務 洋子 駒澤大学, 経営学部, 講師 (40306915)
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研究分担者 |
筒井 知彦 法政大学, 経営学部, 助教授 (10217341)
長瀬 勝彦 駒澤大学, 経営学部, 助教授 (70237519)
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キーワード | 企業間提携 / 提携成果の測定 / 提携の評価基準 / 人間の認知性向 / 提携成果測定の財務指標 / 提携評価における財務規準 |
研究概要 |
初年度研究計画の通り、各人が各専門分野の視点により実証研究を進めた。概要は以下に記述する。 (業界の構造分析と、戦略論による研究)特に、事例研究の一つとして映画・放送メディア産業に焦点を絞り、近年急速に変化を遂げつつある業界構造の分析を進めた。我が国の放送メディア産業も本格的なデジタル多チャンネル時代を目前に控え、企業間関係も大きく変貌を遂げつつある。放送番組の2次利用、3次利用の必要性が叫ばれているが、現実には、放送番組の再利用は進んでいない。本調査研究では、放送番組の再利用がすでに一般化しており、海外への流通も盛んな米国の放送産業、特に、ハリウッドを中心とした産業組織研究に注目し、戦略的提携、合併等の企業間関係構築を通して成長を続けるメカニズムの分析を進行させた。 (心理学的研究)成果の分配に関する人間の認知性向についての実験を企画し、新たな発見に向けての検証を続行中である。 (財務分析による研究)現実の日本の提携実態を調査中である。提携を実行しているグループの、実際の提携形態を分析するために、財務指標として、何が有効であるのか、どのようにその有効性を評価するべきであるか、有価証券報告書データをもとに分析中である。
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