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1999 年度 実績報告書

社会レベルと組織レベルにおける経営情報管理の研究-意思決定支援問題を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 11630141
研究機関関西大学

研究代表者

山内 昭  関西大学, 総合情報学部, 教授 (70058072)

研究分担者 水野 一郎  関西大学, 商学部, 教授 (70174034)
陶山 計介  関西大学, 商学部, 教授 (40154629)
阿辻 茂夫  関西大学, 総合情報学部, 教授 (40202642)
施 學昌  関西大学, 総合情報学部, 助教授 (10215931)
北島 治  関西大学, 総合情報学部, 助教授 (30249304)
キーワード情報管理 / 経営情報管理 / 会計情報管理 / 組織情報過程 / 情報ネットワーク / データのフィルタリング / ブランド・アイデンティティ / 経営モデル分析
研究概要

ここでは組織や社会の情報の伝播・流通の問題をシステム全体の有効性と効率性を高める見地から理解し、それに基づいて望ましい情報伝達の性質とあり方を理論的かつ実証的に研究することを目的にしている。さらに、このような経営情報管理における諸機能が、例えば戦略経営の場でその活動を支え、能動化する力をどのように与えるのかなど、生起する諸現象の把握と相互関係性の研究を各個別分野について行うものである。
本年度は研究目的達成への見通しを得るのを主眼に研究を進めた。経営/会計/流通/組織/情報/ネットワークの領域から、経営情報管理に固有の問題の発見に努め、解決法を推理した。具体的には次に示す研究である。および、住田友文・電気通信大学教授など他の10名の専門家の参加を得て、「情報管理と組織知能」の公開研究会を開催した。
・研究代表者は、情報技術や知識管理における最近の進歩を踏まえ、情報管理と経営情報管理の概念について理解を進めた。および、DSSプロトタイプの原案を作成した。
・阿辻教授は、組織決定の情報過程について理論研究を行った。
・陶山教授は、ブランド戦略を事例に流通情報ネットワークの研究を推進した。
・水野教授は、中国におけるキャッシュフロー計算書の意義と役割を軸に、会計情報の活用管理の研究を行った。
・北島助教授は、連結会計の問題を事例に、企業グループ経営と経営情報管理の関連について考察を進展させた。
・施助教授は、デジタルエコノミー環境下の企業における知識連鎖について研究を行った。
・柴田助教授は、移動通信環境における問合せ処理と関連させて、データのフィルタリングに関する研究を進展させた。

  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 阿辻茂夫: "組織決定の神経系統"関西大学総合情報学部紀要『情報研究』. 11号. 41-54 (1999)

  • [文献書誌] 阿辻茂夫: "組織現象における複雑性"『経営学史学会年報』. 7号(印刷中). (2000)

  • [文献書誌] 阿辻茂夫: "組織決定の情報過程"日本経営学会編『日本経営学会年報』. 73集(印刷中). (2000)

  • [文献書誌] 阿辻茂夫: "組織決定の思考過程"阿辻茂夫編著『思考する組織-組織意思決定の情報管理-』(印刷中). (2000)

  • [文献書誌] 陶山計介: "「シンボルとしてのブランド」とアイデンティティ"『流通科学』. 23号. 23-34 (1999)

  • [文献書誌] 水野一郎: "中国会計制度の概要"広瀬義州・田中宏編著『国際財務報告の新動向』. 234-239 (1999)

  • [文献書誌] 水野一郎: "付加価値管理会計とスループット会計"関西大学『商学論集』. 44巻・4号. 99-118 (1999)

  • [文献書誌] 施學昌: "意思決定における知識連鎖"阿辻茂夫編著『思考する組織-組織意思決定の情報管理-』. (印刷中). (2000)

  • [文献書誌] 阿辻茂夫: "組織決定の科学"関西大学出版部. 250 (1999)

  • [文献書誌] 陶山計介,梅本春夫共著: "日本型ブランド優位戦略"ダイヤモンド社. 280 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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