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1999 年度 実績報告書

代数群・リー環の構造の研究とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 11640008
研究機関筑波大学

研究代表者

森田 純  筑波大学, 数学系, 教授 (20166416)

研究分担者 宮下 庸一  筑波大学, 数学系, 教授 (00000795)
キーワードカッツ・ムーディ群 / ガウス分解 / 単純群 / 準結晶
研究概要

一般の場合のカッツ・ムーディ群の半単純指定型のガウス分解に成功した。これにより、カッツ・ムーディ群のどのような非中心的元も、たった2個の巾単元の積として表されることになる。これらの結果は、カッツ・ムーディ群の無限次元代数群としての性質を調べる上で極めて重要なものである。今後、より一層の群構造の解明に役立つ。また階数2の場合に、非自明な同型定理を種々導くことができた。これにより、単純性の問題にひとつの手がかりを得た。有限体上で考えた場合に、いくつかのケースでは、非単純であることを、代数的に証明することができた。これは非常に大きな進展であり、より一般の単純性の解明に向けての大きな前進である。さらに、群構造を用いた準結晶の代数的性質の研究も一定の成果を得た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] J.Morita,E.Plotkin: "Gauss decompositions of Kac―Moody groups"Communications in Algebra. 27巻1号. 465-475 (1999)

  • [文献書誌] J.Morita,K.Sakamoto: "Shell structure of dodecagonal quasicrystals associated with root system F_4 and cyclotomic field Q(3R)"Communications in Algebra. 28巻1号. 255-263 (2000)

  • [文献書誌] R.V.Moody,J.Morita: "Positivity for K_1 and K_2"Journal of Algebra. (印刷中).

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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