研究課題/領域番号 |
11640010
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
山内 憲一 千葉大学, 教育学部, 助教授 (20009690)
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研究分担者 |
北詰 正顕 千葉大学, 理学部, 助教授 (60204898)
越谷 重夫 千葉大学, 理学部, 教授 (30125926)
野沢 宗平 千葉大学, 理学部, 教授 (20092083)
丸山 研一 千葉大学, 教育学部, 助教授 (70173961)
越川 浩明 千葉大学, 教育学部, 教授 (60000866)
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キーワード | 有限群 / 環 / 体 / 有限群の表現 / 有限群のモジュラー表現 / 有限群の既約指標 / Brauer既約指標 / 有限群の指標環 |
研究概要 |
1. 有限群の表現の拡大について 有限群Gの正規部分群Nの既約表現をGの表現に拡張することが古くから研究されているが,本年度の研究ではIsaacsの結果を条件をゆるめて更に拡張した。 2. 指標環の単数群の構造について 有限群Gの指標環の単数群の構造はG=An(n≧5,n次交代群)の場合だけが知られていた。Anは有名な単純群の1つであるが,本年度の研究ではtensor induction theoremを用いることにより単純群でない群(特に可解群)についてそれの指標環の多くの(位数が有限でない)単数を構成する手がかりを得た。 3. 有限群の指標環について Weidman-Saksonovの定理があるが,Brauer指標環に関してこの定理が成り立つかどうかを調べた。いろいろと新しい結果が得られた。 4. Mackeyの分解定理を用いてJ.A.Greenの定理の別証明が得られた。
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