研究分担者 |
関沢 正躬 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80014835)
宮地 淳一 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (50209920)
政池 寛三 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40015798)
池田 義人 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70014834)
田中 祥雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90014810)
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研究概要 |
AをMullerの意味でのBの準フロベニウス拡大とする.よく知られているように,Aが右自己入射的であれば,Bは右自己入射的である.しかしながら,逆はAが単純アルチン環であっても成り立つとは限らない.本研究により,Bが右non-singular環ならば,Aが右自己入射的であれば,Bは右自己入射的であることが分かった. またUを右B-加群としV:=Hom_B(A,U)とおきVを右A-加群と見る.BがU-ネーター的ならばAはV-ネーター的であることが分かった.さらに右B-加群Uが忠実で入射的かつtorsionlessならば右A-加群Vに関する商環はUに関する商環の準フロベニウス拡大であることも得られた. Rが左完全環(left perfect ring)であるとき右R-加群Mがtorsion-freeであって任意の部分加群がγ有限生成ならばMはγ-closed部分加群に関して降鎖律(dcc)を満たすことが分かった.
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