研究課題
幾何学的量子化の立場からのSU(2)共形場理論をHitehimの提案したHiggs場によるAbel化の方法を遂行することにより構成した。具体的には、与えられたリーマン面の分岐被覆リーマン面に附随するPrym多様体上の古典的なリーマン・テータ関数によるSU(2)共形場理論の共形ブロックの基底の表示を得た。その系として、射影接続の従来のものとは異なる構成と不変計量の存在と具体的表示を得ることができた。これらの結果の応用として、3次元多様体のWitten不変量の新しい定義を真空ベクトルのエルミート内積による方法で行い、その古典極限に関する情報を得ることができた。
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