研究課題/領域番号 |
11640070
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
芥川 一雄 静岡大学, 理学部, 助教授 (80192920)
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研究分担者 |
久村 裕憲 静岡大学, 理学部, 助手 (30283336)
奥村 善英 静岡大学, 理学部, 助教授 (90214080)
佐藤 宏樹 静岡大学, 理学部, 教授 (40022222)
井関 裕靖 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90244409)
小野 薫 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20204232)
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キーワード | 山辺不変量 / シンプレクティック多様体 / Seiberg-Witten理論 / 離散群 / 群C^*環 / ディラック作用素 / K理論 / 負曲率多様体 |
研究概要 |
当科学研究課題の目標は、コンパクト双曲多様体上の群C^*バンドルのスピンc解析とその山辺不変量の研究であった。具体的研究成果は、下記の通りである。 研究分担者間で定期的にセミナー・研究会を行い、(群C^*環バンドルを含む)C^*環およびそのK理論およびKK理論の基礎的研究を行った。またSeiberg-Witten理論の高次元化、symplectic幾何および基本群と微分トポロジー(スーパー群、手術理論、α不変量の一般化等)の総合的研究を行った。この研究過程で、山辺不変量の"toy model"となる不変量(i.e."weakly positive)な2次のコホモロジー付き"多様体の山辺不変量)を定義するに至った。これは、高次元(5次元以上)の山辺不変量を研究する上で、つねに比較して研究することが有用となる不変量である。この研究成果は次の論文にまとめており、現在執筆中である。・K.Akutagawa,Yamabe invariants and generalized symplectic structures,in preparation.また、代数トポロジーの立場から山辺不変量を研究している、B.Botvinnik教授(オレゴン大学)を招へいし研究会を開催し、スカラー曲率に関するGromov-Lawson-Rosenberg予想等のサーベイ講演を行って頂いた。 上記の研究において、研究費補助金による研究連絡および国内・外の研究者の招へいは極めて重要であった。
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