研究課題/領域番号 |
11640191
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
村上 悟 岡山理科大学, 理学部, 教授 (40123963)
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研究分担者 |
中村 忠 岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (20069074)
吉田 憲一 岡山理科大学, 理学部, 教授 (60028264)
濱谷 義弘 岡山理科大学, 総合情報学部, 講師 (40228549)
渡辺 寿夫 岡山理科大学, 理学部, 教授 (40037677)
竹中 茂夫 岡山理科大学, 理学部, 教授 (80022680)
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キーワード | 関数微分方程式 / 定数変化法の公式 / 相空間 / 定性理論 / 時間遅れ / 漸近挙動 / 安定性 / 許容性 |
研究概要 |
研究代表者を中心に,学内における8名の研究分担者が課題名の研究を行い,以下に述べる研究成果を得た. 1.村上は,時間遅れをもつ方程式の典型例である関数差分方程式を研究し、その方程式に対応する作用素のスペクトル解析をし、ある関数空間に対する許容性についての結果を導いた。また、放物型の関数偏微分方程式を含む抽象的な方程式を扱い、相空間における定数変化法の公式を導いた。この結果は定性理論の根幹をなす重要なものであり、今後、この分野における種々の問題に応用できるものである。 2.濱谷は、動物の赤血球の増減モデルの1つである偏差分方程式に対し、差分方程式に対する最大値原理を応用して、解の大域的吸引性のための十分条件を得た。 3.吉田は、ある部分環に対しアフアイン分数変換による不変性を示した。
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