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2000 年度 実績報告書

へびつかい座超銀河団の局所銀河群の特異運動に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 11640232
研究機関岐阜大学

研究代表者

若松 謙一  岐阜大学, 工学部, 教授 (30021801)

研究分担者 土居 守  東京大学, 理系研究科, 助教授 (00242090)
キーワード銀河団 / 超銀河団 / 銀河 / 巨大構造 / 宇宙論
研究概要

超銀河団やウオール、ボイドなどがらなるLocal Universeの大規模構造とその特異運動に関する観測的研究の準備が大きく前進した。南半球の全天について、オーストラリアのサイディング・スプリング天文台UK Schmidt望遠鏡を用いて10万個の銀河の赤方変移を測定するプロジェクトが、2001年6月からスタートすることとなった。以下、これまでに進んだ予備的な研究をまとめておく。
1)特異運動を調べるため、赤方変移測定用の銀河のhomogeneous sampleの方針が確定し、2.2μでの赤外線全天サーベイ2MASS All Sky Surveyで検出された銀河のうち、K<13.7magより明るい銀河約12万個とすることとした。
2)この方針に基づいて、ハーバード大学のJ.Huchra教授の協力のもと、へびつかい座領域について、サーベイ用銀河のカタログを一部完成させた。
3)このリストと、我々が独自でSRC-J Sky Surveyに基づいてピックアップした銀河との相関を調べ、銀河の座標が3 arcsec以内の精度であることがわかり、観測に支障がないことを確認した。
4)サイディング・スプリング天文台では、UK Schmidt望遠鏡用の多天体分光器の制作が順調に進み、光ファイバーのポジショナーが2001年2月中に稼働し始め、最後の調整を5月までに終えて、6月からの本観測の目処が立ち、同天文台から観測許可の通知があり、実施する事となった。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Wakamatsu,K.: "The Ophiuchus Supercluster Observed with FLAIR"Astron.Soc.Pacific, Conf.Ser.. 218. 187-192 (2000)

  • [文献書誌] Tutui,Y.: "CO Observation of Luminous IR Galaxies"Publ.Astron.Soc.Japan. 52. 803-822 (2000)

  • [文献書誌] Matsuhara,H.: "ISO deep far-infrared Survey in "Lockman Hole""Astron.Astrophys. 361. 407-412 (2000)

  • [文献書誌] Hasegawa,T.: "Large-scale Structure of Galaxies in Oph Region"Mon.Not.Roy.Astron.Soc.. 316. 326-341 (2000)

  • [文献書誌] Fan,X.: "High Z Quasars Found in SDSS"Astron.J.. 121. 31-42 (2001)

  • [文献書誌] Yanny,B.: "Identification of A-colored Stars"Astrophys.J.. 540. 825-840 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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