研究課題/領域番号 |
11640243
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
柏川 伸成 国立天文台, 光学赤外線天文学・観測システム研究系, 助手 (00290883)
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研究分担者 |
吉田 道利 国立天文台, 岡山天体物理観測所, 助手 (90270446)
佐々木 敏由紀 国立天文台, ハワイ観測所, 助教授 (80178657)
家 正則 国立天文台, 光学赤外線天文学・観測システム研究系, 教授 (30111446)
高田 唯史 国立天文台, ハワイ観測所, 助手 (10300708)
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キーワード | サーベイ観測 / 銀河進化 / 銀河形成 / 近赤外撮像観測 / 多天体分光観測 / データベース |
研究概要 |
今年度の研究進展状況としては以下の3つに集約できる。 1)近赤外撮像カタログの完成 すばる近赤外撮像観測装置CISCOを用いて、約2分角の領域をKバンドで24等級まで、この領域を含む約5分角の領域を21等級まで撮像観測をし、このうち前者の極めて深い領域に関しては銀河の数密度計測、色等級関係などを本研究の論文シリーズの第一弾として論文にまとめているところである。この撮像データは本研究の基盤となるものである。 2)観測装置FOCASの立ち上げ 1の撮像観測領域の光学域での撮像観測、分光観測を行う予定の観測装置FOCASを初めてすばる望遠鏡に取り付け、ファーストライトを迎えた。現在、各種の改良、最適化、性能評価を行っているところであるが、分光観測にいたるまでのシーケンスを近いうちに確定する予定である。 3)カタログデータベース化への環境整備 これから大量に生産されるデータの整約・解析のため、作業を行うワークステーションの環境整備、すばるデータベース検索システム「STARS」の完成、撮像データから分光目標天体に向けてのスリット自動配列ソフトMDPの整備を終えた。
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