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1999 年度 実績報告書

重力場および超弦模型の数値的量子化

研究課題

研究課題/領域番号 11640264
研究機関総合研究大学院大学

研究代表者

湯川 哲之  総合研究大学院大学, 教育研究交流センター, 教授 (20110091)

キーワード超弦模型 / 数値的量子化 / アインシュタイン重力 / 力学的単体分割 / モンテカルロ法 / 超対称性 / 連続極限 / 量子重力
研究概要

1.超弦模型
タイプIIBスーパー・ストリング模型に対応する格子化されたスーパー・ストリングの作用関数を決定した。これを解析的な計算ができる時空の配位(三角形が4,5,6個で分割された2次元球)についてその分配関数をボーズ場の次元とフェルミ場の次元をパラメータとして求めた。分配関数が有限に保たれるためには少なくとも1対のフェルミオン場の必要なことがわかった。
2.4次元重力
4次元のアインシュタイン重力を格子化した計算では物質場の無い純重力で空間の分配関数は1次の相転移を示すことが知られている。これでは連続極限が取れないためゲージ場を結合させた計算を行った。U(1)ゲージ場が1つ結合した場合について有限サイズ・スケーリング法で相転移の次数を調べた結果2次またはそれ以上という結果を得た。相転移がスムースに起こることよりこの系では連続極限が取れることがわかった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H.S.Egawa,N.Tsuda,T.Yukawa: "Common Structures in simplicial quantum gravity"Phys. Lett.. B459. 97-104 (1999)

  • [文献書誌] H.S.Egawa,A.Fujitsu,S.Horata,N.Tsuda,T.Yukawa: "Further evidence of a smooth phase in 4D simplicial quantum gravity"Nucl. Phys. B (Proc. Suppl.). 73. 795-797 (1999)

  • [文献書誌] S.Oda,T.Yukawa: "Type IIB super strings"Prog. Theor. Phys.. 102. 215-220 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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