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2000 年度 実績報告書

高抵抗平行平板検出器の劣化現象の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11640288
研究機関青森大学

研究代表者

湯田 春雄  青森大学, 工学部, 教授 (90108457)

研究分担者 星 善元  東北学院大学, 工学部, 教授 (80146117)
キーワードRPC / 高抵抗板検出器 / Resistive Plate Counter / 粒子検出器
研究概要

本研究は、高抵抗ガラス板検出器の劣化の原因を解明することを目的とする。この劣化現象は、極板として使用されているガラス板に何か物理的か、化学的な変化が生じて起こるものと考えられているが、今まで、ガスシールドに接着剤を用いていたため、検出器の解体時に、ガラス板を破損して、その原因を調べることが困難であった。
そなため、本研究では、解体可能なようにアクリルのチェンバー容器にガラス板検出器を組み込み、更に、1枚のガラス板に2組の独立の電極板を取り付けた検出器を製作した.これらの極板の一方に通常運転高圧、他方に、破壊高圧を印加し、破壊高圧で運転した極板の検出効率が低下した時点で、チェンバーを解体し、ガラスの両極板部分の物理的(表面抵抗)、化学的変化を比較し、その劣化の原因を調べることを目的とする。
昨年度は、
(1)高抵抗測定器による使用ガラス板の表面抵抗の測定
(2)ガス系、計測系の整備
(3)テストチェンバーを1台製作、組み立て
を終了し、標準ガスでチェンバーを運転し、宇宙線を用いてチェンバーの基本特性測定を行い、製作されたチェンバーの両極板は正常に動作していることが確認した。しかし、その後、ガス漏れが発生し、チェンバーの解体し、ガス漏れはアラルダイド接着個所からであることが分り、シリコングリースでシールドした。
その後は、破壊運転のため、印加高電圧を上げていったが、HV>4300Vで放電が発生し、種々の放電対策を試みたが、効果なく、多分、チェンバー内に「ごみ」の混入があったと考えられる.
そのため、今回ここで再度、チェンバーの解体・チェックをし、組み立て製作後、再テストを行うことに決定した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Abe: "The Performance of Endcap RPC for BELLE at KEK"IEEE transactions on Nuclear Science. 47. 1748-1752 (2000)

  • [文献書誌] K.Abe: "Cosmic-ray Test of the Installed Endcap RPC Module in BELLE Detector"IEEE transactions on Nuclear Science. 46. 613-617 (1999)

  • [文献書誌] K.Abe: "Performance of glass RPC operated in streamer mode with SF6 gas mixture"Nuclear Instruments and Methods in Physics Research. A455. 397-404 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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