• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

超伝導JACEEによる宇宙線原子核成分のエネルギースペクトル観測

研究課題

研究課題/領域番号 11640292
研究機関岡山理科大学

研究代表者

伊代野 淳  岡山理科大学, 総合情報学部, 助教授 (10211757)

研究分担者 富永 孝宏  広島国際大学, 保健医療学部, 助教授 (20284151)
キーワード宇宙線 / 画像処理 / 原子核乾板 / 画像認識 / マルチフォーカス / KNEE領域
研究概要

日米共同研究である原子核乾板を用いた宇宙線観測実験(Japanese-American Cooperative Enuclsion Experiment;JACCT)の実験データ収集システム開発とエネルギースペクトルの研究を行なった。データ解析システムの導入を行い原子核乾板の自動解析に取り組み,日立プロセスコンピューティングの画像処理(認識)システムIP5000とオリエンタルモータのαステップ・ステッピングモータを導入し、ソフトウェア開発を行なった。原子核乾板内での飛跡の認識方法として、従来のマルチフォーカスデータの2値化並びにそのコインシデンスを利用することとした。またシステムの高速化のため、IP5000内部のハードウェア処理によって前処理,本処理とデータ収集をパイプライン化して行うことに成功した。DCサーボーシステムからステッピングモータ化することで、ステージのハンチングを防止し、画像への振動の影響を除去することができた。宇宙線の飛跡認識率が現在まだ低く,改良が必要である。これは、原子核乾板中のノイズによるチャンスコインシデンスと、表面処理の影響であることが分かった。KNEE領域までのリジディティ測定とカロリメータデータを用いたスペクトル解析は、X射粒子の荷電決定後に公表する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Atsushi Iyono, et al.,: "Cosmic Ray Nuclei Energy Spectra with Super JACEE"27th.Int.Cosmic Ray Conference. (in print).

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi