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2000 年度 研究成果報告書概要

静止型K^+中間子稀崩壊実験のためのビーム用γ線検出器の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11640296
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

佐藤 任弘  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (10013418)

研究分担者 新川 孝男  防衛大学校, 応用科学群, 助教授 (70171064)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
キーワードK^+中間子の稀な崩壊 / 静止K^+実験 / 光子検出器 / 純CsI結晶 / 波長変換ファイバー
研究概要

K^+中間子の稀な崩壊モードK^+→π^+νν^^-の探索は、その崩壊から生成されるπ^+中間子の運動量が、主なバックグラウンドとなるK^+→π^+π^0崩壊から生成されるπ^+中間子の運動量より高い領域でこれまでは行われてきた。日米協力実験の一環として我々が行ってきた静止型K^+実験、BNL-E787実験では、この領域で既に1事象の検出に成功している。我々は、E787実験をさらに発展させたE949実験において、K^+→π^+νν^^-崩壊を10事象程度検出する事を計画している。そのためには、K^+→π^+νν^^-崩壊の探索をπ^+中間子の運動量のより低い領域でも行えるようにする事が非常に重要である。π^+中間子の運動量のより低い領域では、K^+→π^+π^0崩壊から生成されるπ^0からの光子が入射K^+ビームの方向に放出される確率が高くなるため、そこでのK^+ビームの方向での光子検出効率を格段に上げる事が要求される。又、その検出効率の大きさを正しく評価する事も重要である。そのため、我々は実際の静止K^+中間子崩壊測定器の形状及び物質構成を組み込んだ高統計のシミュレーションを行い、K^+ビームの方向での光子検出器の増強が必要であるとの結論を得た。
K^+ビームの方向での光子検出器は、大強度のK^+ビーム中しかも1Teslaの強磁場の中で正常に動作するものでなければならない。このような光子検出器の候補として、我々は次の2つのものを考えた。
1)純CsI結晶からの光を高磁場用光電子増倍管によって直接読み出す方法。
2)鉛とプラスチックシンチレーターを積層し、シンチレーション光を波長変換ファイバーによって磁場の十分弱い場所まで引き出し、通常の光電子増倍管で読み出す方法。
これら2つの方法について、シミュレーション及び測定器試作によって光子検出効率の多面的な評価を行った。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] T.Shinkawa: "Search for K^+→π^+υυ below Kπ2 at BNL E949"KEK Proceedings. 99-3. 137-140 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] S.Adler et al.: "Further Search for the Decay K^+→π^+ υυ"Phys.Rev.Lett.. 84. 3768-3770 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小中哲,中野貴志,新川孝男: "K^+中間子の稀崩壊K^+→π^+υυの発見"日本物理学会誌. 55・11. 838-845 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] T.Shinkawa: "Search for K^+→π^+νν^^- below Kπ2 at BNL E949."KEK Proceedings. 99-3. 137-140 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] S.Adler, et al.: "Further Search for the Decay K^+→π^+νν^^-."Phys.Rev.Lett.. 84. 3768-3770 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] A.Konaka, et al.: "Evidence for the Decay K^+→π^+νν^^-."Butsuri. 55. 838-845 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2002-03-26  

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