研究課題/領域番号 |
11640333
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
常次 宏一 筑波大学, 物質工学系, 助教授 (80197748)
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研究分担者 |
柴田 尚和 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (40302385)
求 幸年 筑波大学, 物質工学系, 助手 (40323274)
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キーワード | 強相関電子系 / 数値的対角化 / 量子モンテカルロ / 近藤格子 / 2重交換模型 / 並列計算機 |
研究概要 |
有限温度密度行列繰り込み群の手法を典型的な強相関系の1つである1次元近藤格子系に適応して、電荷をドープした近藤絶縁体の電荷とスピンの動力学を数値的に研究した。局在スピン間のRKKY相互作用と各サイトの伝導電子が局在スピンをスクリーニングする近藤効果の競合を、局所的スピン相関およびサイト間の反強磁性的スピン相関を計算することにより議論した。 また、量子モンテカルロ法を2重交換模型に適用して、遍歴電子系の強磁性相転移の臨界指数を数値的に決定した。量子モンテカルロ法のアルゴリズムを100台程度のワークステーション/PCのクラスター上で並列計算するように実装した。 数値計算テクニックの新手法の開発の点では、強相関電子系の普遍的モデルの1つであるt-J模型の数値的対角化のプログラムの並列化に向けて、数値計算アルゴリズムの改良およびオブジェクト化を行った。メッセージパッシングモデルを用いてMPIライブラリーを利用した並列化の実装を実行中である。
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