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1999 年度 実績報告書

海底電線を用いた九州西部海域の地殻電気構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11640416
研究機関京都大学

研究代表者

田中 良和  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00025420)

研究分担者 下泉 政志  九州職業能力開発大学校, 助教授
橋本 武志  京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (70283588)
キーワード海底電位 / 海底ケーブル / 地殻電気構造 / 東シナ海
研究概要

本研究の目的は、九州西域に存在する海底電線を利用して離島間の地電位変化を測定し、自然界に存在する地磁気変化に起因する応答特性を解析することから海底下の電気伝導度を測定しようとするものである。ソースである地磁気変化は空間的にほぼ一様であるから、鹿屋地磁気観測所などの資料を用いることが出来る。従って、観測は海域の電位を中心に下記の如く行った。
海底線路、1) 2) 3)についてNTTの使用許可を得、座間味、中甑、永吉の各局舎に電位計、記録装置を設置して毎秒値の電位を観測した。4) 5)については既存の装置を用いて観測を継続した。
1)沖縄県宜野湾市〜座間味、座間味〜久米島の海底電位を取得すると共に、座間味中学にフラックスゲート磁力計を設置して地磁気観測を行った。
2)鹿児島県中甑島に測定機器を設置し、串木野〜中甑、中甑島〜下甑島の海底電位を測定
3)鹿児島県のNTT永吉局舎に測定機器を設置し、永吉〜屋久島、永吉〜名瀬の海底電位を測定
4)長崎市柿泊〜五島列島の福江の海底電位の測定を継続
5)壱岐〜対馬の海底電位測定を継続
いづれの地点でも1ヶ月程度の短期間のデータ取得には成功したが、座間味や柿泊では落雷の被害を受け、長周期の解析に耐えるデータの取得は本年度は出来ていない。次年度以降に期待している。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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