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1999 年度 実績報告書

二次元近赤外-赤外相関分光法によるタンパク質の水和及び変性過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11640516
研究機関関西学院大学

研究代表者

尾崎 幸洋  関西学院大学, 理学部, 教授 (00147290)

キーワード二次元分光法 / 赤外分光法 / 近赤外分光法 / タンパク質 / 水和 / 変性
研究概要

β-ラクトグロブリン(BLG)の0,0.5,1.0,…5.0%水溶液を用意し、その赤外、近赤外スペクトルを測定した。さらにそれらのスペクトルをもとに二次元相関スペクトルの計算を行った。この結果、赤外二次元相関スペクトルの解析から二つの重要な知見が得られた。i)濃度変化によってもタンパク質の二次構造はわずかながらに変化する。ii)BLGの全反射吸収プリズムへの吸着にともなう構造変化も起こるが、これによるスペクトル変化は、濃度によるスペクトル変化に比べはるかに小さい。近赤外二次元相関スペクトルの結果は現在解析を進めているが、近赤外域における水の吸収バンドを差し引く新しい方法を見い出した。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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