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1999 年度 実績報告書

霊長類精巣微細形態の種間比較によるヒトの精子競争仮説の検討

研究課題

研究課題/領域番号 11640712
研究機関東海大学

研究代表者

榎本 知郎  東海大学, 医学部, 助教授 (80056316)

研究分担者 長戸 康和  東海大学, 医学部, 講師 (30056345)
松林 清明  京都大学, 霊長類研究所, 助教授 (50027497)
キーワード精子競争 / 精子形成指数 / 精子形成 / オランウータン / チンパンジー / ゴリラ / 精巣 / 精細管
研究概要

霊長類における精子競争の様相を検討する手始めとして、インドネシアのボゴール農科大学においてオランウータン(N=2)、アジルテナガザル(2)、フクロテナガザル(1)、クロザル(2)の精巣をバイオプシーによって採取したほか、ヒト上科(3種)、オナガザル科(9種)、オマキザル科(2種)、原猿類(2種)の複数の死亡個体から精巣を採取し、総計133個体の組織学標本を作製した。今年度は、これらの標本をもとに、精子形成活動、授精能およびアンドロゲンの分泌活動を評価する上で適切な指標を得ること目的とした。これらのうち精子形成活動の指標について、精子形成指数(SI)を考案した。SIとは、標本中から未熟精子細胞と成熟精子細胞が混在する精細管を乱数的に10本選び、成熟精子細胞数/セルトリ細胞数の平均値をとったものである。ニホンザル(N=4)とカニクイザル(N=5)についてSIを比較検討したところ、(1)ニホンザルでは4月(非交尾季)でSI平均値が1.5(0.6-2.7)、10月(交尾季)が7.8(5.2-9.0)で各個体とも季節によって有意な変動が認められた、(2)カニクイザル5個体の平均SIは12.4(10.0-16.3)で、ニホンザルの10月に比べ有意に大きかった(t検定、p<0.025)。SIはHE染色という通常の組織学標本を用い、算定が容易でありながら、非常に精度の高い指数であるものと考えられる。今後、この指標を各種において求め、精子形成活動の比較を行いたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 榎本 知郎: "霊長類の精子形成指数を比較する"霊長類研究. 15(3). 450 (1999)

  • [文献書誌] 長戸 康和: "霊長類各種の精子形成過程について"霊長類研究. 15(3). 451 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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