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2000 年度 実績報告書

リブ付補強板を含む組立板構造の高精度境界要素解析法とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 11650082
研究機関信州大学

研究代表者

田中 正隆  信州大学, 工学部, 教授 (40029319)

研究分担者 松本 敏郎  信州大学, 工学部, 助教授 (10209645)
キーワード境界要素法 / 計算力学 / 弾性板 / 補強板 / 板曲げ / 静弾性 / 積分方程式 / 数値解析
研究概要

本研究は,境界要素法が有効利用出来る分野に属する弾性板の曲げ問題において,まだ未解決な問題であるリブ付補強板の曲げ問題を取り上げ,この問題に対する新しい境界要素解析法を開発し,具体的な問題に適用して計算結果を設計資料にまとめて有益な工学的知見を得ることを目的に行っている.
本研究では,板の面外及び面内変形と補強リブの変形との連成効果を適切に考慮したモデル化を行い,リブ付補強板の新しい境界要素解析法を開発する.すなわち,断面形状が任意な直線リブで補強された弾性板を,板の面外及び面内変形,補強材の軸力,せん断力,曲げモーメントの作用による連成変形をより正確にモデル化して解析する.
平成12年度は,前年度の詳細な文献調査と現状のレビューと,既往の研究における問題点の結果に基づき,新しい研究課題に取り組んだ.すなわち,板の面内力の影響を考慮したリブ付補強板の問題について,積分方程式法定式化の理論的側面に関する研究を中心に進め,等方性弾性体からなる単一板の問題に対する解析プログラムの開発をした.本年度の研究実施項目を箇条書きすれば次のようになる.
1.同心リブ付の補強単一板の静的曲げ問題の解析プログラムの開発
2.偏心リブ付の補強単一板の静的曲げ問題の解析プログラムの開発
3.理論的考察と数値解析結果をまとめて,日本機械学会論文集に投稿し,論文1編が掲載された.
4.平成12年7月開催の境界要素法に関する国際会議で発表した.
5.平成13年5月開催予定の境界要素法に関する国際会議で発表する論文をまとめた.
6.リブ付の補強単一板の座屈解析の定式化を終了し,プログラム開発を行った.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 田中正隆,松本敏郎,老田昇司: "補強弾性板の境界要素解析の高精度化について"日本機械学会2000年度年次大会講演論文集(II). 89-90 (2000)

  • [文献書誌] 田中正隆,松本敏郎,老田昇司: "補強板の静的曲げ変形問題に対する境界要素法の適用"日本機械学会論文集(A編). 66-649. 1649-1656 (2000)

  • [文献書誌] Masataka Tanaka,Toshiro Matsumoto,Shoji Oida: "A boundary lement method applied to the elastostatic bending problem of beamstiffened plates"Enginering Analysis with Boundary Elements. 24. 751-738 (2000)

  • [文献書誌] 老田昇司,田中正隆,松本敏郎: "境界要素法による偏心補強板の静的曲げ解析"境界要素法論文集. 17. 23-28 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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