研究概要 |
引き続き、11年度に予定している研究 1)電子の移動を考慮した分子動力学手法の開発。 ○電子を弾性粒子、原子-電子間を弾性衝突とした場合のプログラム開発 ○上記プログラムを用いた本手法の評価、改良 ○計算手法の最適化による、計算時間の改善 2)全ての原子位置の時間変化から、組織構造を明確に表わす方法の提案。 ○Missorientation Angleを元にした表現方法を用いた表示プログラムの開発 ○Missorientation Angleを元にした表現方法の様々な問題への適用実験 ○Missorientation Angleを元に得られる物理量の意味付けおよび評価 ○Missorientation Angleを元に得られる物理量のより大域的な構造(例えば構成則等)への応用を行うとともに、さらに以下のことに新たに着手する。 1)電子の移動を考慮した分子動力学手法の開発。 ○電子-原子間のポテンシャルの改良 ○並列計算機用に最適化したアルゴリズムの提案とプログラム開発 2)全ての原子位置の時間変化から、組織構造を明確に表わす方法の提案。 ○Missorientation Angleとは異なる別のパラメーターの提案上記の研究に関連し以下の事を行った. ○そのパラメーターの物理量の意味付けおよび評価に関してそれぞれ,以下の事を行った. ○ワークステーションクラスタを用いた分子動力学計算のリアルタイム並列可視化システムの開発 ○固体の分子動力学法シミュレーション(空洞生成,実時間および並列表示,電子運動を考慮にいれた熱伝導解析) ○分子動力学法と解析的手法による空洞生成シミュレーション ○複数の起点を想定した空洞発生シミュレーション ○非線形弾性材料による空孔成長シミュレーション ○Ni面心立方格子金属における,分子動力学法による原子レベルの空洞生成シミュレーション
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