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1999 年度 実績報告書

多軸応力のもとでの鉄基形状記憶合金の変態開始/終了条件に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11650095
研究機関東京都立科学技術大学

研究代表者

田中 喜久昭  東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (80081256)

キーワード鉄基形状記憶合金 / 変態開始条件 / 逆変態条件 / 変態面 / 応力―温度空間 / 変態錐面 / 応力第3不変量 / 多軸応力
研究概要

鉄基形状記憶合金の円管試験片を用いた引張り/圧縮・ねじり試験を実行して,変態開始条件と終了条件を求めた.等温比例負荷のもとでの応力誘起マルテンサイト変態について考察した.マルテンサイト変態開始条件は,応力負荷方向に強く依存する.応力-温度空間における変態条件は,卵形断面を有する錯体として表現できる.応力の第3不変量の効果を考慮した変態条件を定式化し,その妥当性を確認した.
逆変態開始/終了条件は,応力-温度面内の平面として表されることを確認した.その方向は,発生するバリアントの種類に,その位置は生成するマルテンサイト量に依存する.非比例負荷の場合には,2枚の逆変態面が現れる.したがって,一般的負荷の場合には多平面からなる錯体として逆変態条件が表現できる.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tanaka,K. and Watanabe,T.: "Transformation conditions in an Fe-based shape memory alloy: An experimental study"Archives of Mechanics. 51-6. 700-745 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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