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2000 年度 実績報告書

生産システムのライフサイクル支援のためのモデリング手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11650127
研究機関大阪大学

研究代表者

小野里 雅彦  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80177279)

研究分担者 岩田 一明  国立高知工業高等専門学校, 学校長 (30031066)
寺本 孝司  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40252605)
キーワード生産システム / ライフサイクル / モデリング / 仮想生産システム
研究概要

本研究は生産システムのライフサイクル(設計,構築,計画運用,保守,改変,解体,廃棄など)におけるアクティビティに関して,いかにして効率的な支援を実現するか,という問題に対して研究を実施したものである.以下にその研究成果をまとめる.
・生産システムのライフサイクル支援の中核となる技術として,仮想生産システムは,ライフサイクルの各アクティビティの間での情報共有の場として有効である.すなわち,時間,地理,応用の3つの側面に関して情報統合を行うことが仮想生産システムの実現により期待される.
・生産システムに関わる知識を,知識の適用される状況とその効果を含めた生産知識の「動態保存」の概念を提示し,それの実装例をVirtual Worksを用いて示した.
・生産システムの保全性,労働者の安全性,健康への影響といった運用上の課題を設計段階で考慮をし,さらには設備改善を実施するLife-Cycle Maintenanceの概念を提示し,その方法を提示した.
こうした研究成果に基づき,今後は仮想生産システムの構成に関する標準の制定,生産知識の組織的収集,ならびに製品ではなく,生産システムに関するLCAの手法の新たな開発などが重要な研究課題となることを示した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Onosato,M.,Osaki,S.,Nitano,M.,Teramoto,K.,and Iwata,K: "Working in a Digital Factory : Interface between Human and Virtual Manufacturing Systems"CIRP Journal of Manufacturing Systems. 29・3. 271-275 (1999)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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