研究課題/領域番号 |
11650132
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
安井 平司 熊本大学, 工学部, 教授 (30040398)
|
研究分担者 |
坂田 正登 熊本大学, 工学部, 助手 (20040652)
坂本 重彦 熊本大学, 工学部, 講師 (00315285)
|
キーワード | ファインセラミックス / 超平滑研削 / 延性モード研削 / 粗粒ダイヤモンド砥石 / 高能率化 / 砥石粒度 / 砥石作業面 / 研削条件 |
研究概要 |
本研究では、粒度#140、集中度50という、従来考えられていなかった粗粒でかつ集中度の低いダイヤモンド砥石を用いた、炭化けい素セラミック、窒化けい素セラミック、アルチックセラミックの超平滑研削条件を検討した。本年度の主な結果は以下の通りである。 1)超平滑研削には、砥石作業面の切れ刃の分布や逃げ面形状が大きく影響すると考えられるが、砥石作業面性状を観察・測定するのは、非常に煩雑であるので、その自動測定システムを確立した。 2)炭化けい素セラミックの超平滑研削条件は、粒度#320の砥石を用いても、高能率化し得る方向に広がらない。 3)窒化けい素セラミックの超平滑研削条件は、炭化けい素セラミックとは異なる条件を模索することが必要である。 4)アルチックセラミックでも、粗粒ダイヤモンド砥石で超平滑研削をし得る可能性が強い。 (講演発表) 安井平司他:粗粒ダイヤモンド砥石によるファインセラミックスの超平滑研削-研削条件の影響-、1999年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集(1999)257 安井平司他:粗粒ダイヤモンド砥石によるファインセラミックスの延性モード研削-砥石粒度の影響-、1999年度精密工学会九州支部沖縄地方講演会講演論文集(1999)63-64 安井平司他:画像処理を用いた砥石作業面の自動評価システムの構築、2000年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集(2000発表予定)
|