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2000 年度 実績報告書

多孔質体内部の超断熱燃焼によるメタンの直接改質

研究課題

研究課題/領域番号 11650216
研究機関岐阜大学

研究代表者

花村 克悟  岐阜大学, 工学部, 助教授 (20172950)

研究分担者 西野 近  三菱化学エンジニアリング(株), エンジセンター, 設計部長
キーワード超断熱燃焼 / 多孔質体 / 改質 / 水素 / エネルギー変換
研究概要

本研究は多孔質体内部の往復流動超断熱燃焼を用いてメタンを水素に変換する直接改質(部分酸化改質)についてその反応特性を明らかにすることを目的としている。本年度は昨年に引き続き実験的研究を進めると同時に、理論解析も行った。その結果、流動方向が周期的に反転することによる蓄熱式熱エネルギー循環により、可燃限界を越える過濃混合気を供給しても、まず燃焼反応が生じ、それに引き続いてメタン改質反応および水性ガス平衡反応が多孔質体中央部の高温領域で進行していることが理論解析より明らかとなった。また、水素生産速度が従来の管式炉に比べて5倍以上となることから、極めてコンパクトな改質器の実現が示唆された。さらに、水蒸気供給源やCO-CO_2変換器、水素分離装置などを含む総合システムを提案し、供給メタンから生成水素への熱量変換効率(システム熱効率)が70%に達し、コンパクトかつ生産性の高い水素供給システムの構築が可能となることが示された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Hanamura,K.Akagi,K.Koyanagi: "Autothermic Reforming by Reciprocating-Flow Super-Adiabatic Combustion in Porous Media"Proc.of the 4th JSME-KSME Thermal Engineering Conference. 3-169-3-174 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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