研究概要 |
本年度の成果は,調査研究,実験研究および相関式作成研究の各項目別に示すと以下のとおりである. 1.調査研究: (1)代替フロンR-32,R-125およびR-134aの純物質の熱力学性質について文献調査を行った. (2)R-32,R-125およびR-134aの2成分混合冷媒R-32/R-125,R-32/134a,およびR-125/R-134aの熱力学性質について文献調査を行った. (3)R-32,R-125およびR-134aの3成分混合冷媒R-32/R-125/134aの熱力学性質について文献調査を行った. 2.実験研究: (1)R-134aについては,温度323〜348K,圧力3.1〜15.2MPa,密度1120kg/m3に対して6点を得た. (2)2成分混合系R-32/R-125については,温度313〜354K,圧力2.2〜16.9MPa,密度900〜1100kg/m3,R-32の組成0.1〜0.9mol/molに対して二相域で4点,一相域で42点を得た. (3)2成分混合系R-125/R-134aについては,温度373〜426K,圧力4.2〜8.3MPa,密度500kg/m3,R-125の組成0.1mol/molに対して6点を得た. 3.相関式作成研究: (1)R-32,R-125およびR-134aの純物質の飽和蒸気圧と温度の関係式を2次式の形で作成した. (2)R-32,R-125およびR-134aの2成分混合冷媒R-32/R-125,R-32/134a,およびR-125/R-134aの沸点曲線と露点曲線について,それぞれ2次式の形で作成した.
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