研究概要 |
本研究は,平成11年度から平成13年度の3カ年に亘って遂行する計画であり,平成12年度は,下記の研究実績を得た。 (1)平成11年度の研究実績の論文発表 平成11年度に達成した研究成果を電気学会論文誌に発表した。ここでは,ヒトの心臓の約2割程度の出力を持つポンプの製作を実現し,その評価を行ったことを述べた。また,新規に考案したアクチュエータの階段波駆動方式について述べ,従来の一定回転駆動方式に対する優位性を実験的に検証した。 (2)ポンプ試験装置の性能向上 人の循環器系を模擬したポンプの出力特性評価試験装置において,圧力および流量の瞬時値を計測可能とする計測システムを構築した。 (3)磁気式アクチュエータの形状設計支援プログラムの制作 金属磁石による磁界分布をパソコン上で計算できるプログラムを制作した。これにより,金属磁石の形状とアクチュエータに発生する磁気力との関係を解析した。 (4)アクチュエータ駆動用電磁石の製作 アクチュエータに駆動磁界を印加するための電磁石の製作を完了した。
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