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1999 年度 実績報告書

バリアフリー住宅における自動ドア駆動用リニアパラメトリックモータに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11650295
研究機関東北学院大学

研究代表者

菊地 新喜  東北学院大学, 工学部, 教授 (40005294)

研究分担者 石川 和巳  東北学院大学, 工学部, 助手 (10306053)
キーワードバリヤフリー / 自動ドア / リニアモータ / パラメトリックモータ
研究概要

リニアパラメトリックモータは単相電源で駆動できる特徴を有していることから,今後,普及していくと考えられるバリヤフリー住宅内のドア(吊り戸式)を駆動することが可能であると考えられる.家庭内のドアを自動化することにより,高齢者や車椅子利用者及び両手がふさがっている場合でも簡単に開閉ができ,今後の高齢化社会において必要になってくると思われる.
現在,リニアパラメトリックモータを用いて自動ドアシステムを構築するために,モータ形状,推力及び速度制御法などについて検討を行っている.モータの磁心は,組立が容易なI形コアを用いて製作し,パラメトリック発振に関する基本特性,静推力及び負荷特性などを測定すると共に推力の増加法の検討を行い,家庭内自動ドアを駆動することが十分可能であることを確認している.
又,家庭内自動ドアとほぼ同寸法のドアを用い,リニアパラメトリックモータを床下に設置して駆動する自動ドアモデルを試作して検討を行っている.実際の家庭内ドアは,寸法,重量,開閉範囲などが異なると考えられるが,今回試作したモデルは,ドア幅約880mm,高さ約1675mm,厚さ約33mm,重量約10kg(二次導体,吊り戸用金具含む)のものを用いており,始動に必要な推力が約3Nとなっている.ドアの下部に二次導体としてアルミニウム板と鉄板を設置し,床下のリニアパラメトリックモータとのメカニカルギャップを1〜3mmまで変えて実験を行っている.モデルにおいては,メカニカルギャップが1〜2mm程度であれば十分駆動できるが,それ以上になると動作が不安定になるため,現在は一次電流を増加して間欠運転を行い,速度制御法や安全性などについて検討を行っている.

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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