研究課題/領域番号 |
11650329
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
渡辺 英紀 東京都立大学, 工学研究科, 助教授 (90087221)
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研究分担者 |
吉沢 昌純 東京都立工業専門学校, 電気工学科, 助教授 (40191564)
守屋 正 東京都立大学, 工学研究科, 教授 (50087227)
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キーワード | 空間電荷 / 電磁放射 / 超音波 / ディジタル信号処理 / 画像形成 |
研究概要 |
昨年度中に、精密X-Yステージによる超音波探触子の走査系統を含む超音波励振システム(守屋、吉沢)及びコンピュータ応用画像形成システムの開発(吉沢)がほぼ完成した。平成12年度は、下記の(1)記載の微弱電磁波信号検出用電子回路に関わる研究が中心となった。すなわち、 (1)電磁放射信号検出用高周波計測回路システムの検討、設計及び試作(渡邉、吉沢)平成12年度は、主に空間電荷蓄積領域からの電磁放射を検出するための高周波計測回路システムの設計、試作及び試験計測を行った。特に、電磁放射検出用コイル及びその信号を受ける高入力インピーダンスRFヘッドアンプの設計・試作を数度にわたり繰り返し、条件設定を行った。 (2)空間電荷蓄積条件の検討(渡邉)試験片に適切な量の空間電荷を蓄積させるため、使用するポリエチレン試料の直流トリーの開始電圧を求める実験を行うと共に、試験片作成の条件の最適化及び針一平板電極系の改良を行った。その結果得られたトリーイング試験用の新たな電極系を持つ試験片形状に関する提案を取りまとめた。 (3)成果発表(渡辺、他)本研究により開発された計測システムに関する報告及び(2)に述べた新たな試験片形状に関する提案を平成13年電気学会全国大会(平成13年3月23日開催)の2つの論文にとりまとめた。
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