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超広帯域平面アンテナ素子である、テーパスロットアンテナ(TSA)を設計する際重要となる主要な放射特性を解析し、且つ、実際にこの種の平面アンテナ素子を試作し、解析結果の妥当性を検証した。すなわち、(1)放射パターン、インピーダンス特性、周波数特性および利得等の関係を解析し、その設計基礎資料を得た。(2)、(1)で得た設計方法、設計資料を駆使し超広帯域特性を有するテーパスロットアンテナを素子とするアレーアンテナを実際に試作し、電波吸収体により十分に散乱波及び反射波が抑制された電波暗室内で利得及び放射パターン等を精測し、本設計法の妥当性を検証した。なお、この際、本補助金により購入した設備品であるシンセサイズド・スイーパが、本研究の主要な研究課題である超広帯域TSA素子とそのアレーの放射特性を定量化する際威力を発揮した。
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