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1999 年度 実績報告書

深層多重ディジタル磁気記録のためのPRML方式

研究課題

研究課題/領域番号 11650384
研究機関愛媛大学

研究代表者

岡本 好弘  愛媛大学, 工学部, 助教授 (20224082)

研究分担者 斎藤 秀俊  愛媛大学, 工学部, 助手 (60274338)
大沢 寿  愛媛大学, 工学部, 教授 (50029336)
キーワードPRML方式 / 長手磁気記録 / 垂直磁気記録 / パンクチャドRSC符号 / ターボ符号 / 繰り返し復号
研究概要

本研究は,ハードディスク装置(HDD)に代表されるディジタル磁気記録装置(情報ストレージ装置)において,パーシャルレスポンス(PR)方式と最尤復号の一つであるビタビ復号を組み合わせたPRML方式を,信号系列方向(ディスクの周方向),隣接トラック方向(半径方向)および媒介深さ方向の三次元に展開することにより,一層の性能向上を行うものである。本年度は研究実施計画に従って研究を進めた結果以下のような成果が得られた。
1.記録再生系のモデル化
スピンスタンド(既存)、本年度予算にて購入した任意波形発生器、ディジタルストレージオシロスコープ(既存)を用いて記録再生実験を行い、長手磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体それぞれの再生波形を取得して各記録再生系のモデル化を行った。
2.高符号化率トレリス符号の開発
符号化率が7/8,15/16となるパンクチャド再帰型組織畳込み(RSC)符号、ランダムインターリーバ、各種PRML方式(記録再生系を含む)を縦続接続してターボ符号化部を構成し、これに軟判定復号器を適用して繰り返し復号を行うシステムを開発した。
3.記録再生シミュレーションおよび実験による確認
長手媒体、垂直媒体の記録再生系のモデルを用いて、2.のシステムを計算機シミュレーション、記録再生実験をそれぞれ行った。その結果、原稿のHDDで用いられている16/17(0,6/6)符号化E2PRML方式を採用した場合に比べて良好な性能を示すことが明らかとなった。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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