研究課題/領域番号 |
11650503
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
八嶋 厚 岐阜大学, 工学部, 教授 (90144394)
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研究分担者 |
沢田 和秀 岐阜大学, 工学部, 助手 (30273121)
張 鋒 岐阜大学, 工学部, 助教授 (70303691)
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キーワード | 流体力学 / CIP / 多層地盤 / 3次元解析 / 液状化 / 側方流動 / 相似則 / N-S方程式 |
研究概要 |
昨年度は、VOF法とBingham流体モデルを組み合わせて液状化地盤の側方流動解析を行った。この手法では、固体および気体等の圧縮性が異なる材料が混在する場合の解析に困難が生じるので、本年度は、圧縮性流体と非圧縮性流体を同時に解くことができる、CIP法を採用した。CIP法の枠組みにBingham流体モデルを組み込み、昨年度までに実施した一層液状化地盤の側方流動解析をまず再現した。 その後、液状化地盤上に非液状化層をもつような二層地盤についての側方流動解析を実施した。解析対象として、すでに公表されている傾斜土槽を用いた模型振動台試験を検討した。解析の結果、非液状化層による側方流動量の減少などの定量的評価が可能であることがわかった。 2次元で定式化されたCIP法を3次元の枠組みに拡張した。3次元に拡張された解析手法の妥当性を把握するために、特に実験解の得られているダムブレークを解き、拡張された3次元プログラムの妥当性を検証した。 今後は、剛体および弾性体を含めた、固体との相互作用解析を目指す。
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