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1999 年度 実績報告書

社会経済のパラダイムシフトが大都市の交通需要及び都市構造に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11650548
研究機関九州大学

研究代表者

樗木 武  九州大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20039663)

研究分担者 中村 宏  株式会社福山コンサルタント, 福岡支店, 次長(研究職)
梶田 佳孝  九州大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30284532)
辰巳 浩  九州産業大学, 工学部, 講師 (50243895)
キーワードパーソントリップ / 交通目的連関 / 交通行動特性 / 土地利用 / 都市構造分析 / 交通計画
研究概要

性、年齢、職業といった個人属性の相違が、都市における交通行動特性にいかに影響するかを明らかにするために、北部九州圏で実施された昭和48、57および平成5年の3期にわたるPT調査データを用いて、個人属性と交通行動特性との関係を詳細に分析・解明した。すなわち、交通目的、生成、発生・集中、手段の各分布毎に、あるいはそれらを総合する観点から、個人属性のグループ化を図った。その上で、各グループ毎に、前後の連結するトリップ間の交通目的の繋がりを目的連関表にまとめることを提案し、その分析を行って交通行動のパターンを明らかにした。また、この交通行動パターンにもとづいて、交通の生成、発生、集中の関係を解明し、交通の生成を基本とする交通の発生、集中量予測のためのモデルの開発を試みた。本モデルは、従来と異なる新たな視点での構築であり、社会のパラダイムシフトと交通との関係を検討する上で有用なものである。
次に、上述の交通行動特性と、都市の土地利用からみた構造とは何らかの関係があることは容易に推察できる。そこで、PT調査にもとづくゾーンの交通需要構造を明らかにする一方で、これと土地利用からみた都市構造を検討し、両者の関係について考察を行った。その結果、交通需要の発生、集中量がまた土地利用内容によって説明できることを明らかにすることができたところである。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 甲原友範,樗木武,梶田佳孝: "交通特性の類似性に基づく個人属性の区分のあり方について"九州大学工学集報. 第72巻,第3号. 246-252 (1999)

  • [文献書誌] 樗木武: "臨海地区と内陸部の都市展開と交通形態"URC都市科学. Vol.40. 17-32 (1999)

  • [文献書誌] T.Kohara, T.Chishaki, Y.Kajita: "Study on the Structural Mechanism of Traffic Demand Based of the Connecting Structure of Trip Purpose"Journal of the Eastern Asia Society for Transportation Studies. Vol.3, No.5. 165-180 (1999)

  • [文献書誌] 甲原友範,樗木武,松岡淳,梶田佳孝: "個人属性から見たパーソントリップの目的連関に関する一考察"九州大学工学集報. 第72巻,第5号. 561-568 (1999)

  • [文献書誌] 中村宏,樗木武,梶田佳孝: "個人属性を考慮したパーソントリップ分布モデルの構築に関する一考察"第34回日本都市計画学会学術研究論文集. No.34. 961-966 (1999)

  • [文献書誌] 樗木武,李太鉉,金恵元,荒川潔: "利用区分からみた市街化区域メッシュの土地利用変化に関する一考察"九州大学工学集報. 第72巻,第6号. 627-633 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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