多重電極システムを用いた水質変換プロセスについて研究し、重金属イオン、硝酸イオンおよびその他の環境汚染物質の無害化及び回収法に関する幾つかの新規水処理プロセスを提案した。続いて、各水処理プロセスの性能について実験的並びに理論的検討を行い、プロセス設計及び操作・管理に関する基礎的知見を得た。 今回検討した全ての水処理プロセスは通電操作を主操作とするため、処理操作や制御が極めて簡単であり、今後極めて重要であると考えられる小規模分散型処理施設やオンサイト・リメディエーション施設等にも充分に適用できると考えられた。また、自然エネルギーの利用も可能であると考えられる。 現在、研究成果の主要部分について、特許の申請手続きを行っており、手続きが終了しだい具体的な研究成果の概要を公表する予定である。
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