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1999 年度 実績報告書

地震被害調査に基づく木造住宅の耐震性能評価尺度の策定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11650603
研究機関福山大学

研究代表者

鎌田 輝男  福山大学, 工学部, 教授 (30026091)

キーワード耐震性能 / SIS / 木造住宅の耐震性
研究概要

1995年兵庫県南部地震における淡路島津名町・北淡町・一宮町の約3,000棟の住宅被害調査に基づいて、木造住宅の構造、形式、規模、建築年代などの建物特性と被害状況のデータベース化を計った。さらに、住宅の特性や被害状況の地理的分布を見るために、SISシステム(Spatial Information System)を導入し、住宅地図情報のデータベース化を計っている。調査区域の建物形状を含めて、建物個々の属性と被害調査データベースとを結合することによって、視覚的に被害分布特性を容易に観察できるようになったが、地震被害と大きな相関を持つ地盤データを取り入れることは、現時点では、困難であるように思われる。
一方、地震被害想定の具体例として、広島県福山市の中心街区である、福山駅周辺の建物分布状況を調査し、地震被害想定マップの作成を行っている。さらに、淡路島における地震被害状況だけでなく、神戸市、西宮市などにおける木造住宅の地震被害状況も反映させることによって、耐震性能評価尺度の作成を行っている。
木造住宅の耐震性能を評価するには、木造住宅の主要な耐震要素である壁の特性を把握する必要があり、特に、筋違い壁の耐力特性を明らかにする必要があり、筋違い形式、筋違い端部接合形式などをパラメータとする木造軸組試験体の水平耐力特性に関する種々の加力実験を行い、筋違い入り軸組の復元力特性の数式表現を得ることができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 鎌田 輝男: "木造軸組の水平耐力に対する筋違いの効果について"日本建築学会中国支部研究報告集. 第22巻. 85-88 (1999)

  • [文献書誌] 鎌田 輝男: "任意の応答スペクトル特性を持つ地震加速度波形の作成について"福山大学工学部紀要. 第23巻. 37-43 (1999)

  • [文献書誌] 鎌田 輝男: "木造軸組における筋違いの負担力について"日本建築学会大会学術講演梗概集(中国). 199-200 (1999)

  • [文献書誌] 鎌田 輝男: "筋違い入り木造軸組の耐力特性について"日本建築学会中国支部研究報告書. 第23巻. 85-88 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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