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2000 年度 研究成果報告書概要

建築内外装仕上構法の変遷に関する研究(2)

研究課題

研究課題/領域番号 11650637
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関東京理科大学

研究代表者

真鍋 恒博  東京理科大学, 工学部, 教授 (10084378)

研究分担者 名取 発  東京理科大学, 工学部, 助手 (90328576)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
キーワード変遷 / 構法 / 左官 / 塗装 / 板張り / フローリング / フリーアクセスフロア / OA・フロア
研究概要

建築材料・部品は開発当初から様々な理由で変化しており、それにつれて、材料・部品を受け入れる側としての建物の構法も変化している。今後の建物の構法を考えるにあたっては、各材料・部品や構法の変遷、及びその理由や必然性を把握しておく必要がある。
本研究では我が国において広く一般に普及した建築材料・部品や構法のうち、主な建築内装材料及び外装材料とその仕上構法を対象とし、近代以降、現代に至るまでの我が国における変遷を示した。
具体的には、塗り壁構法、木質系床構法の一部(縁甲板張り・フローリング)、フリーアクセスフロア・OAフロアを対象とし、材料の開発と普及、それに伴う構法の変化、変遷の社会的・技術的要因を調査した。また、各時代に開発された主な建築内外装製品の販売時期と製品の特徴を、雑誌の新製品紹介記事から調べることにより、各時代で求められた機能や社会背景との関連、及びそれらの変化を示した。
結果として、各種床構法の変遷で共通して見られる傾向としては、時代に応じた要求を満足する製品が、まず海外から輸入され、その後国産化・改良されて時代の主流となり、また新たな要求が発生すればそれを満足する製品の登場によって主流が変化するということが明らかとなった。
塗り壁については、今日主に使用されている左官吹付材料は、無機系材料からアクリルなどの有機系材料に変化していったこと、既調合化されてきたこと、また近年では環境問題に対応した製品が登場してきている傾向があることが分かった。また、従来は鏝が使われていたが、吹付けやマスチックローラーといったものが登場し、施工性が向上し、それまでの鏝作業は下地調整や補修といった工事に変わっていったことが分かった。

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公開日: 2002-03-26  

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