• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

超強磁場下のフェライト変態組織

研究課題

研究課題/領域番号 11650673
研究機関茨城大学

研究代表者

榎本 正人  茨城大学, 工学部, 教授 (70241742)

キーワード鉄合金 / 相変態 / フェライト / 磁場
研究概要

1.強磁場による鉄合金のフェライト変態への影響を磁場中熱処理後の組織的な変化から検討した。
(1)はじめに分子場理論により鉄-炭素合金のオーステナイト/フェライト平衡相境界を計算した。1テスラにつき約2℃のα->γ変態点の上昇がみられた。
(2)30Tの磁場をかけると、α/γ変態点は910℃から〜970℃に上昇する。そこで、Fe-0.06mass%C合金を用いて、850,950および1050℃の各温度で30Tの磁場をかけながら20分間保持し、組織観察を行った。使用したマグネットは金属材料技術研究所極限場研究センターのハイブリッドマグネットである。磁場をかけないで同じ熱処理を行ったものと比較したところ、850℃と950℃では磁場中で熱処理したものは結晶粒がやや小さい。1050℃では磁場に垂直な断面の組織は磁場をかけないで熱処理を行ったものとあまり変わりないが、磁場と平行な方向にはかなり伸長した結晶粒が見られた。今後、この点を確認し、伸長粒生成のメカニズムを検討する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Guo and M.Enomoto: "Influence of magnetic field on α/γ equilibrium in Fe-C(-X) allogs"Matericls Tvansactions,JIM. 41. (2000)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi