• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

結晶化現象を伴う連続鋳造用モールドスラグの動的熱伝導度測定

研究課題

研究課題/領域番号 11650755
研究機関北海道大学

研究代表者

柏谷 悦章  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10169435)

研究分担者 佐々木 康  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90281782)
石井 邦宜  北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00001214)
キーワード熱伝導度 / スラグ / 熱拡散率 / 融液 / ホットサーモカップル
研究概要

本年度の本研究の計画は、ほぼ予定通り進んでいる。装置は、ほぼ完成し、標準試料を用いて、データを取ることが出来た。現在、得られたデータの解析を行っているところであり、本試験法によって得られた熱伝導度に影響する因子(格子伝導の他に輻射、対流があり、また、イオン伝導性のスラグには、電子伝導の影響も大きい。)を明確にするための理論的考察を行っている。基本的に、800〜1500℃以下の温度では、輻射伝熱の寄与が大部分であることが本研究の結果明らかになった。理論計算によって輻射の影響を差し引き、正味の熱伝導度を計算し、すでに報告されているデータと比較したところ、若干低い値となったが、ほぼ同様の傾向を示した。1次元の熱伝導方程式断熱条件で解いているため、正確な値が出ていない可能性が考えられるため、本実験法に適合する、計算式を考察することが今後の課題である。
また、本年度の計画にあった、測定の高精度化もこれからであり、データ解析の結果を踏まえて、さらに装置の改良を行いたい。

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi