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2001 年度 実績報告書

in plantaで発現するFusarium oxysporum遺伝子

研究課題

研究課題/領域番号 11660047
研究機関山口大学

研究代表者

伊藤 真一  山口大学, 農学部, 教授 (30243629)

キーワードキュウリつる割病菌 / トマト萎ちょう病菌 / mRNA / 遺伝子 / ジーンサイレンシング
研究概要

1 Fusarium oxysporum cDNAの配列解析と宿主体内での発現解析
平成12年度までに得られたキュウリつる割病菌のcDNAクローンを用いて、キュウリ導管液での遺伝子発現を調べた。遺伝子発現が確認されたcDNAの塩基配列を決定し、遺伝子データバンクの相同配列を検索した結果、18個のcDNAが、既知タンパク質と高い相同性を有することがわかった。これらのcDNAの宿主体内での発現をRT-PCRによって調べた結果、NIPSNAPタンパクと高い相同性をもつcDNA(#151)および青枯病菌膜タンパクと高い相同性をもつcDNA(#83)はキュウリ体内でも発現してた。これらの遺伝子の破壊を試みたが、遺伝子が破壊された形質転換体を得ることはできなかった。
2 導管液中に分泌されるキュウリつる割病菌タンパク質の解析む
キュウリつる割病菌をキュウリ導管液で培養し、分泌タンパク質の経時変化を二次元ポリアクリルアミドゲル電気泳動(2D SDS-PAGE)で解析した。導管液中で特異的に誘導分泌されるタンパク質スポット39個について、MALDI-TOF MSを用いたペプチドマスフィンガープリンティング、およびアミノ酸シケンサーによるN末端アミノ酸配列解析を行った。得られた結果をもとにタンパク質データバンクの検索を行ったが、相同な既知タンパク質は見い出されなかった。
3 Fusarium oxysporumのトマチナーゼ遺伝子
平成12年度に作製したF. oxysporum f. sp.lycopersiciのトマチナーゼ発現抑制株を用いて、トマトヘの接種実験をくり返し行い、本菌株の病原性が有意に低下していることを確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高原浩之: "トマト萎ちょう病菌におけるトマチナーゼ遺伝子のコサプレッション"日本植物病理学会報. 67巻・2号. 138 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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